【カラー杯使用構築】黒緑オンリー・ウォーカー for Online【リモートデュエマ】【闇祭】
はじめに
はいこんにちは サトレンコです。
この記事は、2020年の8月9日に開催されたリモートデュエマカップ、
DRSKカラー杯オンライン2 真夏の龍程式(以下カラー杯)に参加した際に使用したデッキ、黒緑オンリー・ウォーカー for Onlineについての構築解説記事となっております!
ちょうど闇文明のデッキなので#闇祭のハッシュタグもつけさせていただきました。
また、せっかく大会に出たので試合レポのようなものもつけていこうと思います。
それでは、対戦よろしくお願いします!
大会概要
今回の大会のルールは、
・リモートデュエマルール(超次元・GR・禁断・零龍などのデッキ外カードの使用禁止)
・殿堂構築
でした。
筆者はスイスドローの大会に初めて参加するということでわりとバリバリに緊張していました。そもそも大会自体前回のカラー杯に次いで二回目の参加ですから、この緊張がとれるのはいつになることやらって感じですが...
着想から一年、ついに黒緑ウォーカーを手にする
前回はガンスリンガー制、何度でも試合ができるということでとにかく速い・早い・疾いデッキが好まれ、速いペースで試合をこなし勝利数を重ねていきましたが、今回はスイスドロー、試合数が決まっていますのでどんなデッキでも有利不利はありません。
んじゃあ何握ろうかと。
別に前回のカラー杯で握った白単サザン・ルネッサンスや赤白バイクもどきをもう一度握ってもよかったんですけど、あのデッキ勝率がよかったわけではなかったので(特に前者は負け越し)、せっかくだしもういっちょ新調しようと。
ということで、このブログで最初に紹介したデッキでもある「黒緑ウォーカー」を引っ張り出し、十王篇の時代の波に乗せ、リモートデュエマ用のチューンをほどこし優勝を狙うこととしました。
(サムネイル用ウォーカー)
当時の記事がこちらになります。
《悪魔妖精ベラドンナ》と《不死 デッド55》のシナジーはものすごい。
2ターン目にベラドンナでマナを伸ばす→3ターン目にデッド55の下敷きにする
→廃車が乗って3枚割る
この時点で2ターン目にはオンリー・ウォーカーが二枚割っているはずなのでシールドは5枚割れている。青白ライドンと同じ速さでシールドが削れていく。強い。
今と言っていることがなにも変わってない。一年たったのに。えっ一年!?そんな...
この主軸はおそらく何年たっても色あせない強力ムーブであるのですべてのパーツが4投確定。っていうかもともとのデッキレシピのだいたいが流用できるな...
さて。
この記事、去年のクロニクル発売直後の記事なので、このあと黒緑ウォーカーはすこし研究が進んでいまして。
零龍を投入して手札の儀や復活の儀でアド稼いでいくパターンが強い!ってとこまで落ち着いています。
また、超次元パワード・ホールからSTAR SCREAMを出して下バイとするなど、デッキ外カードを使った強力な戦術が取れるテクニカルなデッキへと進化していました。
しかし、時は十王篇、令和二年、リモートデュエマ環境。
デッキ外カードの使用が不可能なこのルールでは、今あげた戦術はぜんぶ取れません。
かといって去年のレシピのままむかうのでは、圧倒的カードパワーの前にひれふすこととなってしまいます。それはやはり悔しい。
ということで最新カードも組み込み入念な調整を経て出来たデッキがこちらになりますドン!!
デッキレシピ
若干レシピの形が悪い~カードの配置選べるようにならんかね...
ということで恒例採用カードおよび採用検討カード紹介参りたいと思います。
採用カード詳細説明
犠牲の影 オンリー・ウォーカー×4
コンセプトです。1コストW・ブレイカーパワー6000!つよい!かわいい!
是が非でも1ターン目に戦場に送り出したいカードです。主にこのデッキでは2コスト帯の自壊クリーチャーでこいつを動かしたいですから。
これこいつの話するときに毎回言うんですけど、やっぱ相手の破壊でも動くの偉すぎるでしょう!何度「クリーチャー破壊されたんで殴ります」「なにそれ!?」があったことか...という感じで。初見殺しとしても機能する。
使えばわかる楽しさですね。
悪魔妖精ベラドンナ×4・霞み妖精ジャスミン×4・特攻人形ジェニー×4
2コストの愉快な仲間たちです。ベラドンナが強力すぎる。ほんとに?ってくらい。
配分ですが、まあ、2ターン目ブーストで4コスの強力なクリーチャーにつなげたいので、こうなりました。あと緑単色のマナ的にジャスミンは削りたくなかったので。
ベラドンナ再録してくれてマジでありがとう~~~~!!!ちょっと前まで4枚で1000円かかったの負担すぎてこのデッキ組んでなかったので...現在100前後かな?
このデッキは極めて出費が少なく済むリーズナブルなデッキとなっております。
リツイーギョ #桜 #満開×3
メタクリーチャー。ちょっと前まで殴れないと思ってたからびっくりした。
このカード、おそらくリモート環境以外だと入んないカードだと思います。
つまり採用している理由はここがリモートデュエマ環境だから。
まず単純に2ターン目に立つ除去されにくいクリーチャーという点が一つ。
次に、前回大会で猛威をふるったトリプルマジボンバーや、リモートデュエマ環境の定番つよつよ山である青魔道具、ジョラゴンループなどのデッキ、そして見た目が派手なので好まれる一気に大量展開するデッキ、さらにはドラリンパックで新しく誕生したデッキタイプであるスノーフェアリー・ドリームメイト・ライベルモットループに、そして強化された連ドラ・シリンダに2ターン目からごりごり圧をかけていくためにという点が一つ。
最後に、このあと紹介するカードとの兼ね合いがすこぶるいいことも挙げられます。
「やりたいことをとことんやる」のがカードゲームの王道だとしたら、「やりたいことをとことんやらせない」のがカードゲームの覇道。デュエキングパック歴代優勝デッキ解説カードGP6thの優勝デッキ紹介にもそう書いてある。
若干マナに置かれることが多いカードでもありますが、刺さる相手には積極的に出していきましょう。
ダンディ・ナスオ×1 (殿堂)
引いたらうれしい。山札からデッドダムドやヴェルデを持ってくること・マナゾーンのデッドゾーンを墓地に置くこと・シンプルにデッド55の進化元が増えることなど。
いや~~~~なんだこのカード。器用すぎる。そら殿堂するわ。
終端の闇 ウゴカ・ザルコ/再誕の輝き×1
ピン積み。上面は2ターン目に降臨してマナを失いながらもバイクが載って攻められるW・ブレイカー。下面は1マナで1マナ墓地から持ってこれる呪文。だいぶ器用。
下面に関してはたった1マナで墓地にデッド55の進化元を用意できるという面でも優れていますが、やっぱり2ターン目に出すことにあんまりうま味がないということでピンになっております。好みによっちゃ2。
「大蛇」の鬼 ジャドク丸×3
今回、新しく採用するカードを探す中でバチコンはまって惚れ惚れしている。
惚れすぎて...保冷剤になったわね....
序盤・中盤・終盤隙がないとはこのこと。シールド回収による手札補充に、相手の軽量メタクリーチャーの処理、オンリーウォーカーの起動、そして終盤の軽量W・ブレイカー化!至れり尽くせり。天才?
正直4でもいいけどほかのカードとの兼ね合いで3になった。しゃーない。
リツイーギョの採用によって相手がすぐ横にならんで処理無理~~!!にならないのでジャドク丸が生き生きとしているように感じる。そういうこと。
手札にあったらキープ、キープ!のカード。
陰陽の舞×1 (殿堂)
器用系殿堂カードその2。2ターン目にウォーカーを動かす最後の刺客でもある。そんなことしてたら負けてると思う。
なんか雑に打点になったり、雑に墓地にダムドとか置けたり、マナに緑がなければ雑にオンリーウォーカーが動くので、雑に強い。陰陽の雑。
不死 デッド55×4
デッド220。
上にも書いてあるように、3ターン目にデッゾがのるから強い。墓地が自動で二枚肥えるのも強い。ちゃっかりあるパワー4000も絶妙。なんか、全部強い。
う~ん無難に強くて言うことがないですね。墓地に黒いクリーチャーがいないと場に出てこないとはいえ、このデッキなので。
(でも結構、あっ墓地なんもおらん!は発生したりもするので、気を付けましょう)
虹速 ザ・ヴェルデ×1
リモート版のこのデッキで一番単価が高いカード。
逆に言えばこれ以外のカードはすべてヴェルデ以下の単価。安っ。
ピン投となっているのはマッハファイターしても盾が割れないからですが、それはそれとして強いカードすぎる。強すぎる。ほんと??
なんと墓地にいると闇文明を持っているのでデッド55の下敷きになれる。マジ?
SSS級天災 デッドダムド×2
パワカ。以上。
いや、ほんとにこれ以外に語ることなくて、このデッキでのダムドの運用、マナにおいておける確定除去って感じなんですよね。うん。
つまりめちゃくちゃ強いってことで、2コストブーストとかでこいつがマナに落ちたときの安心感がすごい。小躍りする。
それはそれとして多色でかつ重たいので、2枚の採用です。
S級不死 デッドゾーン×4
切り札。最速3ターン目に生えてくる9000火力の12000の3打点。
3ターン目に立ってトリガー踏まなきゃほぼ勝てるといってよい。ウォーカーいるならもう何も言わずとも勝てる。風呂を沸かしておきましょう。
マナにあんまり置きたくないカードではある...んですが、まあ下バイも今回は少ないので、ウォーカー出せるとか、そういう局面では置いていきましょう。
ちなみにこのデッキ、2→4→6やるときがあるので、普通に6コストでオンリーウォーカーの上に乗ったりする。デッドゾーン素出しするヤツおる?ここにおる!
九番目の旧王×4
このデッキのトリガー枠、めちゃくちゃ迷った。ほんとに迷った。
具体的に何と迷ったかというと、撃髄医 スパイナーや罠の超人、デーモン閣下にベルヘルデスカル、堕魔 ドゥグラスに果ては禁断V ドルブロまで。
最終的に決め手になったのは、候補の中で全体を下げられるのがこれくらいだったことと、手打ちが視野に入れられるコスト帯であること、12000あればダイナボルトが焼けることなどです。今からでもコマンドクリーチャーになってくんないかなー!!
クリーチャーを残したいまたはコスト4以下の守り用のクリーチャーを採用した人はスパイナー、墓地回収をやりたい人はデーモン閣下にベルヘル、緑マナがほしけりゃ罠、コマンドのブロッカーならドルブロ、ウォーカーに完全に寄せたかったらドゥグラスと、それぞれメリットがあるので、自分好みのトリガー枠を設定して、じぶんだけのオンリーウォーカーのデッキをつくろう!
ということで、全カード紹介しました。ここまでで4500文字超えたのでヤバい。
説明してると弱いはずないようなデッキに聞こえてくる。意気揚々と、私はカラー杯のDiscordサーバーに再び足を踏み入れたのだ...!!
当日
ということで、当日を迎えました。朝はやめに起きて顔をしっかり洗い、机の上もしっかり拭いて準備万端。...が。
なんとここで、寝起きのサトレンコの気が狂い、今まで試したことのなかったカードの採用に踏み切りました。マジでなんで?
採用したカードは、《獣軍隊 ヤドック》。
コスト4のゲリラ・コマンドで、相手のマナゾーンにあるカードの数よりコストの大きいクリーチャーを相手がバトルゾーンに出した時問答無用でマナゾーンに置かせるという踏み倒しメタカードです。
試したこともないのになぜ急に採用したのかというと、当日の朝デッキを一人回ししていた筆者が、「これ初動多すぎるだろ!!」と思ったからです。
いや、ほんとに。よく見たら上記のデッキリストだと2コスト以下のカードが合計21枚あって、マジでわけわからんことになってたわけです。構築時に気づけ。
そして採用した理由はもう一つあって、それは、本番前日の店舗大会にこのデッキを持ち込んだ時に、4ターン目のはじめに《龍世界~龍の降臨する地~》から《龍世界 ドラゴ大王》を二試合も踏み倒されたからです。これは私の頭を狂わせるには十分な出来事だったと記憶しています。3ターンデッゾ決めたのに負けることある?
ということでリツイーギョの枠と特攻人形ジェニーの枠を1枠ずつ削って朝に突然出撃命令が出たかわいそうな兵隊を戦場に送り出すことと相成りました。
その選択は、吉と出たのか、凶と出たのか。
スイスドロー試合結果レポ
ということでこっから当日のスイスドローです。
今回、先攻後攻を決めるカードに抜擢したのは伝説の正体 ギュウジン丸とイッツ・ショータイム。ですが、今回何回もあったカード出しタイミングではイッツ・ショータイムしか出していません。なんでかというと「イッツ・ショータイム!」って言いながら試合を始めたかったからです。ここでの遊び心、だいすき。
第一戦 vs旅路ジョラゴン
先攻をとられたものの、ジョット・ガン・ジョラゴンが降り立つ前にリツイーギョを着地させることでキング・ザ・スロットンの連鎖による大量展開を阻止することができ、返しのターンにデッドゾーンを絡めた大量除去からテンポを握り勝利!
リツイーギョが強かった。結構忘れていただけるので(ひどい)。
第二戦 vsドリームメイト
先攻をとられ、1ターン目お目覚めメイ様から2ターン目にデスマッチ・ビートルを立てられデッドゾーンの侵略を防がれ、そのターンの終わりにはお目覚めメイ様革命チェンジによりイザナイメイ様→光臨でモーニンジョー→バンジョーとなんとこちらが何もしていないうちにクリーチャーを5体並べられ、処理できず敗北。
リツイーギョが間に合わなかったのが悔しい。これ要するに先攻とってたら間に合ってたってことですから。うーん悔しい。
第三戦 vsトリビ
先攻。ぐでぐで進んで相手の盾を割り切ったはいいもののトリガーも踏みまくりあと一歩が足りず、返しのターンで鬼ヶ鬼 ジャオウガからゴリガン戦車 ゴルドーザを着地され解決トリガーも埋まっておらず敗北。
正直なことを言えばビマナやトリビなどシールドの厚いデッキとの相性がすこぶるよくないので、う~ん。といった感じでしたね。これはまあ大会前からわかっていたことなのでなるたけ当たりたくなかったですが...。
第四戦 vsシリンダ
後攻。例のシリンダレッドギラゾーンであったので相手が何をしてくるのかは大体リサーチ済み、ということでハキリの召喚に合わせてジャドク丸を投げ相手の初動をくじいて...まではよかったのですが後続が続かず。ジャドク丸とオンリーウォーカーでちまちま盾を減らし割り切ったはいいものの返しのターンで過剰打点で殴られて敗北。
うーん有利対面だったはずなので理想ムーブができていれば...といったところですかね。悔しいです。
ということで1-3。負け越しです。この大会中8割くらい悔しいと言っていた気がします。まあ、うん...。
ヤドックは別に刺さらなかった(そもそも間に合ってない)ので、まあ入れずともいいカードかな...龍世界が憎ければ採用しましょうという感じで...。
EXマッチ
さて、そのあとに待っていたのはサブイベント(メインイベント?)の謎解き。。最後の謎で2時間30分詰まって後から来た選手に抜かされ連覇を逃すなど。ぐぬぬ...。
しかしここで、制限時間内に謎を解き切った選手が二人しかいなかったということで粗品をもらう人間をデュエルで決めないか、と。
そんな激アツ展開ある!?と思って意気揚々とEXマッチに臨みました。
相手は今回のスイスドローで2位だった選手。フィーチャーマッチ配信を観れていなかったのでデッキレシピも知らず。さて、どうなることやら...
vsビマナ
ビマナじゃねーーーーーーーーか!!!!!おい!!!ゴミクソキツいが!?!?
...って一ターン目のマナ置き見ながら叫ぼうかと思いました。さっききついっつったじゃん!おい!
一応きちんとした動きはとりながらのスタートでしたが、2ターン目のオンリーウォーカー2点でテック団の波壊GO!を踏み出鼻をくじかれ、下バイを引けず(ほんとはヴェルデ埋まってたけど相手の場にクリーチャーがおらず)、最後の賭けとしてオンリーウォーカーに直接デッドゾーンを載せて進化...したもののそのとき割れた盾3点が蒼龍の大地・ひみつのフィナーレ・デッドブラッキオ用の緑シールドとお祭りのようなシールドトリガーを見せられ攻撃が止まります。そして返しのターンで出てきたのは煌メク聖壁 灰瞳!
一筋の希望を込めて割り切った盾、その努力も無に帰し、その後はガチンコ・ジャッジに負け続け永久に勝利宣言をされ敗北。
不利対面とはいえ、やはり悔しいですね。こいつ悔しいしか言ってないな。いや~でもやはり悔しかったです。うん、語彙とかどっか行っちゃった。
おわりに
ということで、負けが多く悔しい結果となったものの、とても楽しい大会でした。別にほかの人とやるデュエマで負けて悔しいって普通の悔しいと違って楽しい悔しいですからね。やはりデュエマはすごい!ということになってしまった。
っていうか全部終わった後のフリー対戦が楽しすぎましたね。なにあれ?この世の遊戯の極致?
あの時間で使ったデッキの構築紹介記事もブログ書こうと思いましたので、楽しみにしていただけるとうれしいです!
日が変わるまで付き合っていただけたみなさま、フリー卓の使用時間を伸ばしてくれた合宿の先生主催様、カラー杯の運営のみなさま、本当に楽しい時間をありがとうございました!
それでは!